2009年2月25日水曜日

ヒトヤマ,フタヤマ.

  
僕は,大学院生,社会人の教育プロジェクトに関わっているわけですが,年度下半期は課題解決実習として,履修生は1つのテーマで研究作業を5ヶ月ほど行います.大学院生,社会人ですのでそれぞれの都合にあわせて1ヶ月1,2度研究室に来て作業.来られた日はだいたい10時から17時まで実習です.来た時に作業できるように準備したり,作業途中の息抜きのために論文紹介をしたりしています.

今週は偶然にも日曜日から入れ替わり立ち替わりで4人の方が来て,今日まで4日間連続で実習.先週は,今回でほぼ完成にたどりついてもらうために,ここまでの作業と完成までの溝を埋めるべく事前に準備作業も.以外に大きな溝があったり..さすがに疲れました.

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実習テーマはこちらが与えていて,自分自身のためにも,僕にも慣れない研究道具が使われるテーマにしてます.おかげで実習前にはそれなりに準備にも時間がかかるのですけどねぇ.

実習のテーマは2つで,眼球運動の計測とシミュレーションでの検証,眼球運動モデルを駆動カメラに実装,です.

1つ目のテーマでは,
これまで実験環境はC/C++というプログラム言語で構築していたのですが,MatlabのtoolboxであるPsychtoolboxを使ってみることに.解析などはMatlabを使っているので,実験環境もMatlabにできれば統一できて便利かなぁと(Matlabそれ自体は(品よく言えば)高価なんですけど,いろいろとフリーのtoolboxがそろっているので離れられない).今いる研究室では以前からPsychtoolboxを使っているし,長年にわたって視覚眼球運動実験をしてきた研究者がいるので,教えてもらいながら試行錯誤.正直なところ心理物理実験に関しては十分に訓練を受けてないので,今更ながら些細な,それでいて重要な手技が身にしみていってる感じです.

2つ目のテーマでは,
SimulinkというMatlabに付属した!?シミュレーター環境で作成した眼球運動モデルの通りにカメラを動かそうというもの.SimulinkとハードウェアであるカメラはLabviewというソフトウェアを使ってつなぎます.LabviewはSimulinkを簡単に読み込んでくれるので,ハードウェアとのインターフェースとして使えるように環境を整えています.ここも基本的な作業はMatlab環境で統一しようと目論んでいるわけです.それで,簡単とはいえ,やはり初めてだと試行錯誤が必要.こちらは,大学院生であるOくんが地道に作業してくれて,昨日ひとまず動くようにしてくれた.細かいところは直さなくてはいけませんが,ここまでの8割はOくんの貢献.これには感謝.予定通りの目標までたどり着きそうです.

いまのところ,眼球運動モデルにしたがってカメラが動くだけですが,来年度はカメラの画像処理も加えて,視覚モデル(Ittiらの注意のモデルとか)も実装できるかなと考えています.視覚と眼球運動の両方のモデルを駆動カメラに実装.そういう環境を整えておけば,新しいモデルを作った時に,すぐにおもしろいデモンストレーションができそうです.

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半年の実習だけでは,研究として「新しい事」までにはたどり着かないのですが,有意義な研究環境が構築されているように思います.数学や理論研究以外は研究環境を構築するのも時間をとられる作業です.3月14日に実習の発表があり,もうヒトヤマくらいありそうです.

個人的なことでもヒトヤマあるのでヤマ2つ.
並行して,自分の研究も頑張らなければ.

がんばります!

        っと気合いを入れてみる.
 

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