この人が倒れたことで,(Jリーグは別として)日本代表のサッカーは少なくとも4,5年は後戻りしてしまいました.残念.でも,この方はいまだに日本が好きで,雑誌などのメディアには頻繁に登場してくれている.
この人の発言が,いつも思慮深く感じられるのはなぜでしょうか?
思慮深いからでしょうか?
公共広告機構の脳卒中のCM.
各所抜粋.
どうしたいのかを自分で考え,選ぶと言うことだ.
生きるのか,そうではないのか.
選択肢は二つだが,事実上,答えは一つだ.
治りたいのか?
もし治りたい,負けたくないのならば,
ゆっくりではあっても,前進することだ.
まず,生命が助かったことで,
そのあとの努力も可能になったということだ.
サッカーと共通の事柄があるとすれば,
努力を続けるには,
前進しているという実感を得ることが大切だ.
それによって,前進できる.
それによって,自分自身を引っ張っていける.
そういう感覚が毎日少しでも得られれば,
努力を毎日することができる.
良くなっているという実感,サインが,
前進するためのパワーであり,
道しるべになる.
モチベーションになる.
私の場合は,そうだった.
ほんとうに多くの日本人が
ストレスやプレッシャーにさらされている.
仕事でも生活でもリラックスできていない.
私の知っているだけでも,
サッカー選手のプレッシャーは言うまでもなく,
それを記事にする記者たちも,
それにみなさんメディア関係者も
みんなが,この仕事を失敗したら
明日はこないかのように,
追い込まれているようだ.
多少の挑戦に失敗しても明日の心配を
しなくとも良いように,リラックスできる社会にする.
人間は,勝つこと,成功することだけを
考えるべきではない.
まず,生きること.
それは,より自由に生きるということだ.
「他人よりも優れていなければ」
というのは不要なプレッシャーだ.
日本人の多くは,自分の意見を
公表することを恐れているようだ.
自分を表現することは非常に重要なこと.
何か意見があっても,
言ってもいいか考えた結果,言わない.
それは社会的なプレッシャーなのか,
日本の教育の問題なのか.
いずれにしろ,自分のアイデアを
活かすことができないのは非常に大きなストレスだ.
もし,まったくエゴイストとして生きるならば,
ストレスも減ることだろうが,
人生とはそういうものではないはずだ
自分だけでなく,他人も自由に生きることが
できなければならない.
何が大事か?
もし生まれてしまったからには,生きることだ.
生き残ることだ.
もっと良い人生を生きることだ.
一度生まれてしまったからには,
後戻りはできないだろう.
客観的にならなければならない.
できないことを期待すると,
期待される方もする方も,
大きなストレスを抱えることになる.
すると楽しいはずのサッカーが
ストレスから苦しみ,拷問になる.
世界王者へのストレスを感じる資格があるのは,
ブラジルやスペインだ.
日本がストレスを感じる必要はない.
日本代表は,美しく,かつ効果的なサッカーができる.
その力を十分にもっている.
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