「芥川賞発表」の表紙に惹かれて文藝春秋を買っていたけど,ほったらかしで部屋に転がっていて,ふと今朝手にとって目次を見てみたら,
「ノーベル賞,嬉しくないとい言った理由(わけ)」
ノーベル賞を取った益川敏英さんの記事がありました.中も何となく読んでみて,南部さんの仕事について,クウォーク6個だと思いついたときのこと,実験家について,日本人は理論よりモノが好き,など数ページなので5分,10分で読めておもしろかったです(芥川賞の小説は読めていないけど).
あと,ひたすら歩きながら考えるんだ,というところも目をとめました.考えることには体力がいる.年を取ると,考えることにしようと思わないと集中して入っていけないと.歩きながら考えるのか.たしかに京都に来て,大学への行き帰りに歩く時間があって,それはとてもいい時間になっている(奈良にいたときは,寮の部屋から研究室の自分の席まで5分足らずだったもので.なぜか早足でだったし.)僕も「考えること」が研究者として一番必要なことだと思っている.
今週は,土曜日のための資料を作成,自分の研究の解析,東京での研究会に参加&ミーティング,土曜日はナノメディシンの実習の発表会.来週月曜の研究会のために発表資料作成,という感じですね.
「では,いつか必ずノーベル賞をもらうと確信していたんですか,と聞かれるんですが,それは答えるのが社会的に難しい.なにをいっても生意気になりますしね.(中略)
だいたい,科学者として客観的に見て,自分の仕事の価値がどのくらいかという位置づけがわからんようでは問題があります.うん,我ながら,うまい言い方をしたね(笑).」
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